40代~50代の方の気になる更年期
🌸更年期ってなに?
40代後半から50代にかけて、女性の体はゆっくりと変化していきます。
この時期は、女性ホルモン(エストロゲン)が減っていくことで、心や体にさまざまな不調があらわれやすくなります。
🩺【西洋医学の考え方】
●どうして起こるの?
女性ホルモンが急に減ることで、自律神経のバランスが乱れ、
体がうまく調整できなくなることが原因です。
●どんな症状が出やすい?
- 顔が急に熱くなる(ほてり)
- 汗をかきやすくなる
- イライラや気分の落ち込み
- 夜眠れない、疲れがとれない
- めまいや頭痛、関節の痛み
●どんな治療があるの?
- ホルモンを補うお薬(HRT)
- 気分を安定させるお薬
- 食事や睡眠のアドバイス、軽い運動など生活の見直し
🌿【東洋医学の考え方】
●どうして起こるの?
東洋医学では、年齢とともに「腎(じん)」という体のエネルギーの源が弱くなることで、
体のバランスが崩れると考えます。
また、ストレスや生活習慣の乱れで「気(き)」や「血(けつ)」の流れが滞ることも不調の原因に。
●どんなお悩みに?
- 体が熱くて寝汗が出る
- 不安で眠れない、疲れやすい
- イライラ、胸がつかえる
- めまい、顔色が悪い、肌や髪の乾燥
●どんなケアがあるの?
- 鍼灸で心と体のバランスを整えます
- 漢方で体質に合ったケアを
- 日々の過ごし方(冷え対策・食事・睡眠)も大切です
- 黒ごま・くるみ・山芋など、元気を補う食材もおすすめ
💡ふたつの医学をうまく活かす
不調が長引くとつらいものです。
そんな時は、西洋医学でできること、東洋医学でできること、
両方の良さをうまく組み合わせていくと、よりやさしく自然に整えていけます。
あなたに合った方法で、一緒に乗り越えていきましょう。
🌟更年期の不調におすすめのツボ4選
- 三陰交(さんいんこう)
▶ 内くるぶしの上 約3〜4cm、すねの骨の内側
▶ ホルモンバランスの調整、冷え、不眠、イライラに - 太渓(たいけい)
▶ 内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみ
▶ 腎を助け、疲労感、ほてり、のぼせに - 内関(ないかん)
▶ 手首のしわから指3本分ひじ側、中央のすじの間
▶ 不安感、動悸、吐き気、自律神経の乱れに - 百会(ひゃくえ)
▶ 頭のてっぺん、左右の耳を結んだ線と正中線の交点
▶ 頭痛、不眠、気分の落ち込みに