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春から夏に悪化しやすい不眠/【症例】

春から夏に悪化しやすい不眠/【症例】

不眠の症例イラスト画像こんにちは、癒鍼堂治療院院長の辻です。当院で鍼灸を受けられて良くなられた方をご紹介する症例ブログ、春から夏に悪化しやすい不眠です。

■来院された方:富田林市在住・40代・女性
■主な症状:春先から寝つきが悪くなり、夜中に何度も目が覚める

来院までの経緯

最初は「春だから少し体がだるいのかな」と思いながら過ごしていたそうですが、4月頃から寝つきが悪くなり、夜中に何度も目が覚めるように。5月には寝汗も気になるようになり、日中の疲労感や集中力の低下が仕事にも支障をきたし始めました。

近所の内科で軽い睡眠導入剤を処方されたものの、薬に頼ることに不安を感じ、できるだけ自然な形で改善したいと考えるように。検索中に当院の「東洋医学による自律神経ケアと不眠改善」のページを見つけ、「根本から整えるアプローチ」に共感し、
ご予約いただき来院。

初回来院時の主な悩み

初回のカウンセリングでお聞きしたこの方のお悩みポイント

  • 夜なかなか寝つけず、布団に入ってから1〜2時間眠れない
  • 夜中に何度も目が覚めてしまい、熟睡できない
  • 朝起きてもスッキリせず、疲れが残っている
  • 日中ぼーっとして集中力が続かない
  • 季節の変わり目になると気分が落ち込みやすく、イライラする

初回来院時の体の状態

  • 脈が細く弱く、常に緊張しているような状態
  • みぞおちが張っていて、お腹全体が冷えやすい
  • 手足は冷たいのに胸元は熱っぽく、体内の温度バランスが崩れている
  • 舌の先が赤く、やや乾燥していて寝不足の傾向が見られる

施術経過

■1回目~3回目(1週に1回ペース)

まずは全身の気の巡りを整えることを目的に施術を開始。特に春に高ぶりやすい「肝」の働きを落ち着かせるため、「太衝」や「神門」などのツボを使用しました。初回後から「いつもより眠りやすかった」との声もあり、少しずつ入眠がスムーズに。

4回目~6回目(2週に1回ペース)

寝汗や途中で目が覚める症状が強まったため、「心」の熱を鎮める方向に治療をシフト。心身を落ち着かせる施術と生活指導を組み合わせた結果、夜中の覚醒が減り、眠りの質が安定してきました。

7~9回目(3週に1回ペース)

季節の変化に合わせて施術内容を微調整しつつ、冷たい飲食を控えることや夜のスマホ使用を減らすなどの養生も指導。

10回目以降(月に1回ペース)

現在は不眠の再発を防ぐため、月1回のメンテナンス通院を継続中です。

この方にいただいた感想


「最初は半信半疑でしたが、今では薬に頼らなくても眠れるように」
春ごろから寝つきが悪くなり、夜中に何度も目が覚めることが続いていました。朝もスッキリ起きられず、仕事中も頭がぼーっとして本当に辛かったです。

病院で薬をもらったものの、ずっと飲み続けるのも不安で…。東洋医学なら根本から整えてくれるかもと思い、こちらに伺いました。

初回の施術のあとから気持ちが落ち着いてきて、「あれ?今日は少し寝やすかったかも」と感じるように。通ううちに中途覚醒が減り、気づけば朝まで眠れる日が増えていました。

今ではほとんど薬も使わずに過ごせていて、本当にありがたいです。同じように悩んでいる方に、ぜひ試してみてほしいと思います。

院長から

当院ではこの方のように、原因がよく分からず困って頼って来られる方が多くいます。どの方が来られてもそうですが、まずは詳しくお話をお聞きし、そこからどんな施術をしていくかを組み立てていきます。

今回のケースは、【1】全身の気の巡りを整える【2】肝の働きを落ち着かせる【3】夏の寝汗と中途覚醒を抑える目的で「心」の熱を鎮めるようなこの順番で施術をすすめていきました。

眠れないつらさは、なかなか人に理解されにくく、ひとりで抱えてしまいがちです。東洋医学では、心と体のバランスを整えることで自然な眠りを取り戻すお手伝いができます。

今回の方も、少しずつ体調と生活を整えることで、眠れる感覚を取り戻されました。年齢や環境のせいとあきらめず、ご相談ください。

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