雨が降る日や前の日に身体がだるい
【西洋医学からみた原因】
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✅気圧の低下による自律神経の乱れ
低気圧は交感神経と副交感神経の切り替えに影響を与え、だるさや眠気、頭痛を招くことがあります。 -
✅酸素濃度の低下・血流悪化
気圧が下がると体内の酸素の取り込みが減り、筋肉への酸素供給も低下。これがだるさの一因に。 -
✅気圧の変化による内耳への刺激
内耳は気圧変化に敏感で、平衡感覚や自律神経と連動しており、体調変化に影響します。
【 アドバイス】
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①決まった時間に起きて軽く体を動かす
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②ぬるめの入浴で自律神経を整える
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③天気予報で低気圧をチェックして事前に生活リズムを整える
【東洋医学からみた原因】
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✅「湿(しつ)」が体にこもる
雨の日は「湿邪(しつじゃ)」が強まり、体内に余分な水分が滞ると「気」の巡りが悪くなり、だるさや重だるい感覚が出やすくなります。 -
✅脾(ひ)の弱り
脾は水分代謝を担い、「湿」に弱いとされる臓腑。脾の働きが低下すると「だるい・むくむ・胃が重い」といった症状が出やすくなります。
【 アドバイス】
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①生もの・冷たい飲み物は控える
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②温かいスープやショウガ、ハトムギ茶などで体内の湿を追い出す
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【🌿おすすめのツボ4つ】
① 陰陵泉(いんりょうせん)
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場所:ひざの内側、すねの骨(脛骨)をなぞって上がった先のくぼみ
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押し方:親指で5秒ほどゆっくり押して離す。左右両方行う
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効能:
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体内の余分な水分(湿)を排出
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むくみ、下半身の重だるさに
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脾の働きを助け、だるさ改善
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② 足三里(あしさんり)
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場所:膝の皿の外下あたりから指4本分下。すねの外側、押すと少し痛気持ちいい部分
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押し方:中指または親指でぐっと3〜5秒ほど押す
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効能:
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気を補い、全身のだるさ・疲労感を軽減
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胃腸を整える(雨の日に感じやすい食欲不振にも◎)
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免疫力UPにも効果あり
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③ 三陰交(さんいんこう)
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場所:内くるぶしの中心から指4本分上、骨の後ろ側のくぼみ
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押し方:親指でゆっくり5秒押し → 離す(リズムよく数回繰り返す)
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効能:
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冷え、むくみ、ホルモンバランスの調整
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血の巡りを良くし、女性特有の不調にも◎
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「湿」がたまりやすい下半身の不快感に効果的
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④ 関元(かんげん)
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場所:おへそから指4本分下の部分(下腹部の中心)
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押し方:両手の指でお腹を温めるように優しく5〜10秒押す
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効能:
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気を補い、全身の元気を高める
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冷えやだるさ、疲労の回復
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自律神経の安定にもつながる
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