雨が降る日や前の日に身体がだるい/【症例】
こんにちは、癒鍼堂治療院院長の辻です。当院で鍼灸を受けられて良くなられた方をご紹介する症例ブログ、今回は雨が降る日や前の日に体がだるいです。
■来院された方:藤井寺市在住・40代・女性
■主な症状:体が重だるい、疲れが取れない
来院までの経緯
もともと偏頭痛持ちで、雨の日の前後に特に体がだるく、仕事に集中できない日が続く。
肩こりや頭の重さ、眠気もあり、「気圧のせいかな?」と思いつつも改善策が見つからず来院。
初回来院時の主な悩み
初回のカウンセリングでお聞きしたこの方のお悩みポイント
- 雨が降る前から体が重だるくなる
- 頭がボーッとする
- 首・肩こりがひどくなる
- 朝起きても疲れが取れていない
初回来院時の体の状態
- 雨の日の体調不良は「湿邪(しつじゃ)」が関係していると考えます。
- 体内に余分な「湿」がたまることで、気の巡りが悪くなり、だるさや重さを感じやすくなります。
- 脾(ひ)や腎(じん)の弱りが関係することも多く、疲れやすさや水分代謝の低下。
施術経過
■1回目~3回目(1週に1回ペース)
初回から全身の巡りを整え、「湿」の影響を受けにくい体づくりを開始。
施術を重ねるうちに「朝が楽になってきた」とご本人も実感されるように。
食欲も戻り、日中の眠気や重だるさが大きく軽減されました。
4回目~6回目(2週に1回ペース)
雨の日でも以前のような強い不調はなくなり、体調が安定。
肩こりや頭の重さも気にならなくなり、表情も明るく。
「最近、天気の変化に振り回されずに過ごせてます」との嬉しいお声も。
7回目以降(月1回ペース)
体調が安定してきたため、全身のバランスを整える調整施術を行い、一度卒業。
今後は季節の変わり目や梅雨入り前などに、メンテナンス通院をご提案しました。
この方にいただいた感想
以前は天気予報より体の方が早く反応していましたが、今は天気に左右されにくくなりました!
だるさが取れるだけで、こんなに毎日がラクになるとは思いませんでした。
院長から
当院ではこの方のように、原因がよく分からず困って頼って来られる方が多くいます。どの方が来られてもそうですが、まずは詳しくお話をお聞きし、そこからどんな施術をしていくかを組み立てていきます。
今回のケースは、【1】全身の気血の巡りを整える【2】脾の働きを助け、湿を取り除く【3】冷た肩・首周辺の緊張緩和と頭部への血流促進の順番で施術をすすめていきました。
天気や季節の変化に体が敏感に反応するのは、体内のバランスが乱れているサインでもあります。
こうした「なんとなくしんどい」を放っておくと、慢性化してしまうことも。
当院では、気圧や湿度の変化に負けない「土台づくり」を大切にしています。
同じようなお悩みがある方は、我慢せずお気軽にご相談くださいね。