寒くなるとしもやけ・乾燥肌がつらい
この時期寒くなると手足が赤く腫れる・かゆい・痛い・肌が粉をふいたように乾燥する
このようなしもやけや乾燥肌でお悩みの方が増えてきます。
実はこれ、単なる「寒さ」だけが原因ではありません。
しもやけ・乾燥肌の主な原因
① 冷えによる血行不良
寒さで血管が収縮し、血流が悪くなると
✔ 皮膚に十分な栄養と潤いが届かない
✔ 老廃物が溜まりやすくなる
これが、しもやけや乾燥の大きな原因になります。
② 自律神経の乱れ
冷暖房の差やストレスが続くと
血管の収縮・拡張をコントロールする自律神経が乱れます。
すると、手足だけ異常に冷える・体は温かいのに末端が冷たい
といった状態が起こりやすくなります。
③ 東洋医学でいう「血虚(けっきょ)・陽虚(ようきょ)」
- ✔ 血虚:血が不足し、皮膚を潤せない
- ✔ 陽虚:体を温める力が弱い
この2つがあると、しもやけ・乾燥肌・かゆみが出やすくなります。
特に冷え性・疲れやすい・顔色が悪い・寝ても回復しにくい
という方は要注意です。
今日からできるセルフケア
①手首・足首・首を冷やさない
「首」とつく場所は血流の要。
レッグウォーマーやストールがおすすめです。
②お風呂はシャワーだけで済ませない
38〜40℃の湯船にゆっくり浸かることで、全身の血流が改善されます。
③乾燥対策は“内側”からも
外からの保湿だけでなく、白湯を飲む
温かい食事をとる
ことで、体の内側から潤いを補いましょう。
おすすめのツボ4つ

① 三陰交(さんいんこう)
場所:内くるぶしの一番高い所から指4本分上、骨の内側
作用:血を補い、冷えと乾燥を改善
三陰交は「血」と「水」の巡りを整える代表的なツボ。
冷え性・乾燥肌・しもやけを繰り返す方に特におすすめです。
② 太渓(たいけい)
場所:内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみ
作用:体を温め、潤いを保つ力を高める
太渓は「腎」を補うツボで、
皮膚の乾燥・冷え・疲れやすさがある方に向いています。
③ 血海(けっかい)
場所:膝のお皿の内側上端から指3本分上
作用:血行促進・かゆみの軽減
血の巡りを良くし、皮膚トラブルに広く使われるツボ。
しもやけの赤み・かゆみが強い時にも役立ちます。
④ 湧泉(ゆうせん)
場所:足裏の土踏まずの少し上、指を曲げた時にへこむ所
作用:冷えを引き下げ、全身の巡りを整える
湧泉は、のぼせと冷えが同時にある方におすすめ。
足先の血流改善にも効果的です。
ツボ押しのポイント
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①気持ちいい強さで
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②5秒押してゆるめるを5回ほど【1日1〜2回が目安】
※お風呂上がりや寝る前が特におすすめです。
