梅雨時期に起こりやすい頭痛【症例】
こんにちは、癒鍼堂治療院院長の辻です。当院で鍼灸を受けられて良くなられた方をご紹介する症例ブログ、今回は梅雨時期に起こりやすい頭痛です。
■来院された方:富田林市在住・30代・女性
■主な症状:雨の前の日から頭がズキズキする
来院までの経緯
梅雨入り頃から毎年決まって頭痛が出るようになり、鎮痛薬を飲んでもスッキリせず、今年は早めにケアしたいと来院。
初回来院時の主な悩み
初回のカウンセリングでお聞きしたこの方のお悩みポイント
- 雨の降る前日や当日にズキズキとこめかみや後頭部が痛む
- 朝起きたときから頭が重い
- 頭痛とともに肩こり・首こりも感じる
- 気圧の変化でめまい感や吐き気が出ることもある
初回来院時の体の状態
- 肩や首の筋肉のこわばり
- 身体全体が重だるい
- 舌に白い苔が厚く、むくみがみられる
- 脈は沈んでやや遅め
施術経過
■1回目~3回目(週1回ペース)
「湿邪(しつじゃ)」による気血の巡りの停滞と、脾(ひ)・胃の弱り → 頭部の重さや痛み、めまいが出やすい状態。
初回後から「少し軽くなった」実感あり
4回目~6回目(2週に1回ペース)
頭痛の出現頻度が減少。肩こりや首こりも楽になり、鎮痛薬を飲まなくても大丈夫な日が増える
7回目以降
その後、梅雨明けまで大きな頭痛は起こらず体調も安定。
この方にいただいた感想
今年は薬に頼らずに梅雨が越せそうです。首肩も軽くなって助かりました。
院長から
当院ではこの方のように、原因がよく分からず困って頼って来られる方が多くいます。どの方が来られてもそうですが、まずは詳しくお話をお聞きし、そこからどんな施術をしていくかを組み立てていきます。
今回のケースは、【1】湿を身体から排出する【2】気血を巡らせる【3】脾、胃を補うようなこの順番で施術をすすめていきました。
梅雨時期の頭痛は湿気や気圧変化で自律神経が乱れやすい方に多い症状です。
鍼灸で体内の巡りを整え、湿を排出しておくことで、頭痛予防・改善につながります。
毎年つらい思いをされている方は、ぜひ早めのケアをおすすめします。