秋は乾燥がひどくなりやすい
🍁秋は“乾燥”がひどい季節です
朝晩が冷え込み、空気が乾燥してくる秋。
「肌がカサカサする」「喉がイガイガする」「咳が長引く」などといった症状が増えてきます。
東洋医学では、秋は「肺」が弱りやすい季節と考えられています。
🍂 東洋医学でみる秋の乾燥
秋の気候の特徴は「燥(そう)」。
この「燥邪(そうじゃ)」が体に入り込むと、肺と深く関係する「皮膚・鼻・喉・大腸」に影響が出ます。
🔹 こんな症状が出ていませんか?
- ✅肌の乾燥・かゆみ
- ✅空咳や喉の違和感
- ✅便秘気味
- ✅鼻の乾燥、鼻血
- ✅息苦しさや声のかすれ
これらはすべて「肺の潤い不足(陰虚)」によって起こることが多いです。
🌿 秋のアドバイス
乾燥を防ぎ、肺を守るためには、体の中から潤いを補うことが大切です。
①白い食材を積極的に(大根・れんこん・梨・白きくらげ など)
②水分をこまめにとる
③辛いものやアルコールの摂りすぎに注意
④室内の加湿を心がける
⑤首元・胸元を冷やさない
⑥深呼吸や軽いストレッチで「気」を巡らせる
👇おすすめのツボ4つ

① 太淵(たいえん)
場所:手首の横ジワ上、小指側ではなく親指側のくぼみ。
効果:肺の働きを高め、咳・喉の痛み・息苦しさに◎
👉「肺のツボの代表格」。乾燥による空咳や、喉の違和感があるときに。
② 尺沢(しゃくたく)
場所:肘を曲げた時にできるシワの親指側の端。
効果:肺を潤し、熱を冷ます作用。
👉 乾燥性の咳や喉の炎症、肌の乾燥にも効果的。
③ 合谷(ごうこく)
場所:手の甲、親指と人差し指の骨が交わるくぼみ。
効果:全身の気の巡りを整え、免疫力アップ。
👉 肺や喉だけでなく、ストレス・便秘・肌荒れにも◎
④ 足三里(あしさんり)
場所:膝の皿の下から指4本分下、すねの外側。
効果:胃腸を整え、体に潤いとエネルギーを補う。
👉 乾燥で体がだるい・便秘気味のときにおすすめ。
お風呂上がりに軽く押すと効果的です。
乾燥が強いときは「太淵」と「尺沢」をセットで刺激するのがおすすめです。
