女性のお悩み~子宮の症状【症例】
こんにちは、癒鍼堂治療院院長の辻です。当院で鍼灸を受けられて良くなられた方をご紹介する症例ブログ、今回は女性のお悩み~その1~子宮内膜症の【症例】です。
■来院された方:富田林市在住・30代・女性
■主な症状:下腹部痛、生理前のイライラ
来院までの経緯
ここ1年ほど生理痛が強く、鎮痛剤を毎回飲まないと動けない状態。産婦人科で「子宮内膜症」と診断を受け、ホルモン療法も提案されたが、副作用が心配で自然な方法で改善できないかと来院されました。
初回来院時の主な悩み
初回のカウンセリングでお聞きしたこの方のお悩みポイント
- 生理のたびに強い下腹部痛(特に左側)
- 経血にレバー状の塊が多い
- 生理前からイライラや頭痛が出やすい
- 手足の冷え、肩こり、疲れやすい
- お腹を温めると少し楽になる
初回来院時の体の状態
- 「瘀血(おけつ)」と「気滞(きたい)」が重なったタイプ
- 冷えとストレスによって血の巡りが悪くなり、
子宮内の血流が滞って痛みを起こしている状態です。
施術経過
■1回目~3回目(1週に1回ペース)
1回目の施術後、生理痛はまだありましたが、「痛みのピークが短くなった」とのこと。
4回目~6回目(2週に1回ペース)
4回目あたりから鎮痛剤の回数が減った。
7回目~(1か月に1回ペース)
「薬を飲まずに過ごせた」と喜ばれました。現在は、体質改善のために月に1回のペースで継続中。
この方にいただいた感想
毎月くる生理が本当に怖かったんです。初日は動けないほどの痛みで、いつも鎮痛剤を何回も飲んでいました。
病院では“子宮内膜症”と言われて、薬もすすめられましたが、できれば自然な方法で良くしたいと思い、癒鍼堂さんに通い始めました。
最初の数回はまだ痛みがありましたが、回を重ねるごとにお腹があたたかくなって、『今回は薬を飲まずに過ごせた!』と感じた時は本当にうれしかったです。今では生理前のイライラやだるさも減って、仕事中も気持ちが安定しています。
先生がいつも丁寧に説明してくださるので安心して通えています。
これからも体質を整えていけたらと思います。
院長から
当院ではこの方のように、原因がよく分からず困って頼って来られる方が多くいます。どの方が来られてもそうですが、まずは詳しくお話をお聞きし、そこからどんな施術をしていくかを組み立てていきます。
今回のケースは、【1】血の滞りを流す(活血化瘀)【2】気の巡りを整える(理気解鬱【3】下腹部を温め、冷えを除く(温経散寒)の順番で少しずつ身体を整えていきました。
子宮内膜症で悩まれている方の多くは、「薬を飲んでも根本的には良くならない気がする」「毎月の痛みがつらくて仕事や家事が思うようにできない」そんな不安を抱えながら日々を過ごされています。
この方も最初は、痛み止めが手放せない状態でした。けれど、鍼灸を通して体の冷えや血流を整えることで、少しずつ生理痛が和らぎ、表情や声のトーンも明るくなられました。
東洋医学では「痛み」だけを見るのではなく、その痛みを生み出している「体質」や「心の状態」も大切にします。
血の巡り、気の流れ、体の温度、そして日々の過ごし方。それらを一緒に整えていくことで、本来の自然なリズムを取り戻すことができます。
つらい症状が続くと、どうしても気持ちも沈みがちになりますが、
体はきちんと応えてくれます。焦らず、少しずつ「回復する力」を引き出していくことが大切です。
癒鍼堂では、子宮内膜症や生理痛など女性特有の症状にも、東洋医学の知恵を活かして丁寧にサポートしています。
「薬に頼らず、体質から整えたい」という方は、どうぞ一度ご相談ください。