足のタコと頭痛の意外な関係
🦶足のタコと頭痛の関係
一見関係がなさそうに見える「足のタコ」と「頭痛」。
しかし東洋医学では、全身を巡る経絡(けいらく)の滞りとして、両者は深くつながっています。
【足のタコは身体のサイン】
足のタコは、ただの皮膚の問題ではなく「体のバランスの崩れ」を教えてくれるサイン。
頭痛に悩んでいる方は、足裏にも注目してみると原因のヒントが見つかるかもしれません。
- ✅足の外側のタコ → 胆経の滞り(側頭部やこめかみの頭痛と関係)
- ✅親指の下のタコ → 肝経・脾経の乱れ(頭の締めつけ感やイライラ型頭痛)
- ✅かかとや小指側のタコ → 膀胱経・腎経の不調(後頭部の重だるい痛み)
【経絡でつながる「足」と「頭】

「足のタコと頭痛の経絡的なつながり(イラスト:癒鍼堂治療院)」
東洋医学の経絡は、足から頭までエネルギーを循環させています。
そのため、足のどの経絡が滞っているかで、頭痛のタイプも変わります。
【アドバイス】
- ①足のタコを軽く温めてほぐす(温灸・足湯など)
- ②小指側・親指側のストレッチ
- ③首〜肩の緊張をゆるめる深呼吸
🌿【おすすめのツボ4つ】

① 太衝(たいしょう)
経絡:肝経(肝の気をめぐらせる)
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場所:足の甲、親指と人差し指の骨が交わる手前のくぼみ。
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効果:ストレス性の頭痛、こめかみのズキズキ、イライラ、不眠にも。
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押し方:親指でじんわり5秒押してゆっくり離す。1日2〜3回。
② 足臨泣(あしりんきゅう)
経絡:胆経(側頭部・こめかみとつながる)
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場所:足の甲、小指と薬指の骨が交わる手前のくぼみ。
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効果:こめかみや側頭部の頭痛、目の疲れ、めまいに。
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押し方:少し強めに3秒押して離す。5〜6回繰り返す。
③ 崑崙(こんろん)
経絡:膀胱経(後頭部と背中を通る)
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場所:外くるぶしとアキレス腱の間のくぼみ。
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効果:後頭部の重い痛み、首・肩こり、足のだるさにも。
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押し方:軽く押しながら足首を回すとさらに効果的。
④ 三陰交(さんいんこう)
経絡:肝・脾・腎の交わる重要ツボ
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場所:内くるぶしの上、指4本分の高さ、骨の後ろ側。
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効果:ホルモンバランス、自律神経の乱れ、生理前の頭痛。
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押し方:左右3〜5回ずつ、心地よい強さでじんわり押す。