痛くてツライこむら返り【症例】
こんにちは、癒鍼堂治療院院長の辻です。当院で鍼灸を受けられて良くなられた方をご紹介する症例ブログ、こむら返りです。
■来院された方:羽曳野市在住・30代・男性
■主な症状:夜中に足がつる。
来院までの経緯
デスクワーク中心で日中の運動量が少ない一方、趣味でランニングを始めてから夜間のこむら返りが頻繁に出るようになった。
暑さで発汗が多く、水分補給はしているものの、コンビニのコーヒーや清涼飲料水をよく摂る習慣があった。
初回来院時の主な悩み
初回のカウンセリングでお聞きしたこの方のお悩みポイント
- 足のだるさ
- 疲れが抜けにくい
- 足のふくらはぎがつる
- 軽い頭痛
- 目の疲れ
初回来院時の体の状態
- 舌は淡紅舌、やや乾燥気味
- 脈はや細く弱い
- 気血不足
- 肝血虚
施術経過
■1回目~2回目(1週に1回ペース)
腰背部とふくらはぎの張りを和らげる。
3回目~5回目(2週に1回ペース)
夜間のこむら返りは週1回程度に減少。疲労感も軽減。
6回目~8回目(3週に1回ペース)
ほぼ発作なし。運動後のケアとしてストレッチとツボ押しを指導。
この方にいただいた感想
以前は週に何度も夜中にこむら返りで目が覚めていましたが、通い始めてからほとんど出なくなりました。今はランニング後も足が楽で、仕事中のだるさも減り、日常生活が快適になっています。ありがとうございます。
院長から
当院ではこの方のように、原因がよく分からず困って頼って来られる方が多くいます。どの方が来られてもそうですが、まずは詳しくお話をお聞きし、そこからどんな施術をしていくかを組み立てていきます。
今回のケースは、【1】腰から背中、ふくらはぎの張りを和らげる施術【2】気血を補う施術の順番で施術をすすめていきました。
この方は運動習慣がある一方で、水分・栄養のバランスが崩れ、特に「気血不足」と「肝血虚」が原因となってこむら返りが起きやすい状態でした。鍼灸施術で気血を補い、足の筋肉を潤すことで改善が見られました。
運動をされる方は特に、こまめな水分補給とともに、黒ごま・ほうれん草・なつめ・レバーなど血を補う食材を意識すると予防につながります。夜間の足のつりは放っておくと慢性化しやすいため、早めのケアをおすすめします。