足のタコと頭痛の意外な関係【症例】
こんにちは、癒鍼堂治療院院長の辻です。当院で鍼灸を受けられて良くなられた方をご紹介する症例ブログ、足のタコと頭痛の意外な関係です。
■来院された方:河内長野市在住・40代・男性
■主な症状:足のタコの痛み、肩こり、頭痛
来院までの経緯
数年前からこめかみや目の奥にズキズキする頭痛があり、市販の鎮痛薬を常用していましたがあまり効かず。
最近、足の小指の下に硬いタコができ、靴を履くと痛みが出るとのこと。
「頭痛と足のタコが関係あるのでは?」と思い、当院に来院されました。
初回来院時の主な悩み
初回のカウンセリングでお聞きしたこの方のお悩みポイント
- 足の小指の下のタコの圧痛
- 首と肩の強いコリ
- 睡眠の浅さ
- 目の疲れ
- こめかみ〜目の奥の頭痛
初回来院時の体の状態
- 右足の小指下の外側に大きなタコ。
- 押すと痛みあり。
- 脈はやや弦。舌はやや赤く、側縁に歯痕。
- 肝鬱気滞・胆経の滞り
施術経過
■1回目~3回目(1週に1回ペース)
こめかみの圧迫感が軽減した。足のタコ部分の痛みも少し減少したような感じ。
4回目~8回目(2週に1回ペース)
頭痛の頻度が半分くらいに減り、首と肩のこりが楽になったとのこと。
9回目~12回目(3週に1回ペース)
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タコの硬さが柔らかくなり、靴の圧でも痛みがあまり無し。頭痛もほぼ出なくなった。
現在は月1回の定期ケア。
この方にいただいた感想
長年の頭痛が足と関係しているとは全く思っていませんでした。
鍼のあとは頭がすっきりして視界が明るくなる感じがします。
今では薬を飲まなくても仕事に集中できています。
院長から
当院ではこの方のように、原因がよく分からず困って頼って来られる方が多くいます。どの方が来られてもそうですが、まずは詳しくお話をお聞きし、そこからどんな施術をしていくかを組み立てていきます。
今回のケースは、【1】肝系と胆経の調整【2】足裏・ふくらはぎの通経処置(鍼と温灸)【3】頸肩部の血流調整の順番で施術をすすめていきました。
足のタコは単なる皮膚の問題ではなく、全身の歪みや経絡の滞りを教えてくれるサインです。
特に胆経や肝経のライン上にできたタコは、頭部の血流や気の流れに深く関係します。
足元の調整が頭痛改善につながることを、実際に体感された症例でした。