歯ぐきの腫れは体からのサイン【症例】
こんにちは、癒鍼堂治療院院長の辻です。当院で鍼灸を受けられて良くなられた方をご紹介する症例ブログ、歯ぐきの腫れは体からのサインです。
■来院された方:富田林市市在住・40代・女性
■主な症状:歯茎がよく腫れて、時々出血もする。
来院までの経緯
数年前から歯茎が腫れやすく、歯科でクリーニングを受けてもすぐに再発していました。
家事や子育ての忙しさから食事は簡単に済ませることが多く、夜更かしも続き、ストレスや疲れも強く感じていたそうです。
初回来院時の主な悩み
初回のカウンセリングでお聞きしたこの方のお悩みポイント
- 歯茎は赤く腫れ、ブラッシングで出血が出やすい
- 口の中が乾きやすい
- 胃もたれや胸やけがある
- 睡眠が浅く、疲れが抜けにくい
初回来院時の体の状態
- 胃に熱がこもった状態
- ストレスによる肝熱
- 胃と肝の熱が重なった状態
施術経過
■1回目~3回目(3日に1回ペース)
身体の熱を下げる調整を行った。
4回目~6回目(1週に1回ペース)
歯茎の腫れが軽減し、口の乾きも減少してきた。
7回目~8回目(2週に1回ペース)
出血がほとんど見られなくなり、胃の不快感も落ち着いた。現在は1か月に一回のペースでメンテナンスにご来院されています。
この方にいただいた感想
ずっと歯茎が腫れやすくて、歯医者さんに通っても一時的には良くなるけれど、またすぐにぶり返していました。正直、半分あきらめていたんです。
こちらで鍼灸を受けてからは、歯茎の腫れが落ち着くだけでなく、口の中の乾燥感や嫌な口臭も気にならなくなりました。体全体が軽くなって、家事や子育ても前より楽にこなせるようになったのが嬉しいです。
夜もぐっすり眠れるようになって、朝起きたときに『今日は体がラク!』と思えることが増えました。歯茎のために始めたつもりが、体全体が整った感覚があり、本当にありがたいです。
院長から
当院ではこの方のように、原因がよく分からず困って頼って来られる方が多くいます。どの方が来られてもそうですが、まずは詳しくお話をお聞きし、そこからどんな施術をしていくかを組み立てていきます。
今回のケースは、【1】体の熱を取り除く調整【2】気血を補う調整の順番で施術をすすめていきました。
歯茎の腫れや出血は、歯ブラシの当て方や歯石だけが原因ではなく、体の内側からの不調が大きく関わっています。今回の患者様の場合は、胃にこもった熱とストレスによる肝の熱が重なって症状が強く出ていました。
鍼灸では、その場の症状を抑えるだけでなく、体質そのものを整えることができます。実際に、施術を重ねる中で歯茎の腫れが落ち着くだけでなく、胃の不快感や睡眠の浅さも改善され、生活の質がぐんと上がっていきました。
歯茎のトラブルは「口の中の問題」と思いがちですが、体全体からのSOSでもあります。症状が繰り返すときは、内側からのケアを意識することが大切です。鍼灸で体を整えることで、再発予防にもつながりますので、同じようなお悩みをお持ちの方はぜひご相談ください。