暑すぎて食欲がわかない
暑さで食欲がわかないのはなぜ?
暑い日が続くと「食べたくない」「冷たいものばかり欲しくなる」と感じる方も多いですよね。
これは夏バテの一種で、いくつかの原因があります。
【東洋医学でみる主な原因】
✅胃腸の働きが弱っている
暑さや冷たい飲み物で、消化を担う「脾(ひ)」がダメージを受け、食欲が落ちます。
✅気(エネルギー)が不足している
汗で「気」や「水分」が失われ、体がだるくなり、食欲もわきません。
✅自律神経の乱れ
冷房と外の温度差で自律神経が乱れ、胃腸の働きが低下します。
【対策のポイント】
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①冷たいものを控え、温かい食事を
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②生姜やしそなど香りのある食材を使う
【食欲がないときにおすすめのツボ4つ】

中脘(ちゅうかん)
みぞおちとおへそのちょうど真ん中にあるツボです。
胃の働きを整える代表的なツボで、食欲不振や胃もたれに効果的です。お腹をやさしく温めながら、指でゆっくり押してみましょう。
足三里(あしさんり)
ひざの外側、膝のお皿の下から指4本分下にあるツボです。
消化機能を高め、全身の疲れにも効く万能ツボとして有名です。夏バテ対策にもおすすめ。
脾兪(ひゆ)
背中側、背骨の両側、肩甲骨の少し下あたりにあるツボです。
ここは「脾(ひ)」という消化吸収に関わる臓器のエネルギーポイントで、胃腸が弱っている方や食欲がないときに効果的です。お灸や鍼治療でもよく使います。
内関(ないかん)
手首の内側のシワから指3本分ほど肘寄りのところにあります。
吐き気や胸のムカつき、自律神経の乱れに効果があり、暑さで気分が悪いときにもおすすめです。
【ツボ押しのコツ】
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指の腹でやさしく5秒ほど押す
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呼吸を深くしながらリラックスして行う
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1日2〜3回、体調に合わせて
無理に食べる必要はありませんが、ツボ押しや体を冷やしすぎない工夫で、胃腸を少しずつ整えていきましょう。
それでもつらい場合は、根本からのケアをおすすめします。お気軽にご相談ください。