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暑すぎて食欲がわかない【症例】

暑すぎて食欲がわかない【症例】

こんにちは、癒鍼堂治療院院長の辻です。当院で鍼灸を受けられて良くなられた方をご紹介する症例ブログ、『暑すぎて食欲がわかない』です。

■来院された方:河内長野市在住・40代・女性
■主な症状:食欲がない、のぼせ

来院までの経緯

ここ最近、暑さのせいか食欲がわかず、冷たいものばかり飲んでしまう。
夕方になると特にだるくなり、動くのもしんどいで来院。

初回来院時の主な悩み

初回のカウンセリングでお聞きしたこの方のお悩みポイント

  • 顔色がやや黄色っぽく、舌はむくみ気味
  • 脈は弱く、やや沈んでいる
  • お腹を触るとみぞおちに違和感
  • 汗をよくかき、水分を多く摂っているが、尿の回数は少ない
  • 冷房のきいた室内と屋外の行き来で、自律神経も乱れ気味

初回来院時の体の状態

  • 「脾気虚(ひききょ)」+「湿邪(しつじゃ)」の影響。
  • 暑さと冷たいものの摂りすぎで、脾(消化吸収)が弱わっている。
  • 体内に余分な水分(湿)が停滞。

施術経過

■1回目

1回目の施術後から少しずつ食欲が出始め、だるさも軽減。

2回目~3回目(1週に1回ペース)

3回目の施術後には、朝食がしっかり摂れるようになり、気分も安定。

4~6回目(2週に1回ペース)

1か月で体力も戻り、暑さにも強くなったとご本人の感想。
現在は月1回メンテナンスで通院。

この方にいただいた感想

暑さでまったく食欲がなくて、毎日そうめんか冷たい飲み物ばかりで過ごしていました。
夕方になると身体が重くて、何もする気が起きない日が続いていたのですが、先生に診てもらってから少しずつ変化が出てきました。
鍼やお灸は初めてで少し緊張しましたが、思ったよりも気持ちよくてリラックスできました。
通ううちにお腹の調子も整ってきて、食欲も戻り、今では朝ごはんも美味しく食べられるようになりました。
夏バテって我慢するものだと思っていましたが、もっと早く相談すればよかったです。

院長から

当院ではこの方のように、原因がよく分からず困って頼って来られる方が多くいます。どの方が来られてもそうですが、まずは詳しくお話をお聞きし、そこからどんな施術をしていくかを組み立てていきます。

今回のケースは、【1】冷たい飲食を控え、温かく消化の良いものをすすめる【2】自宅でもできる軽いお灸で脾胃の働きをサポート【3】冷たい飲食の控え、夜更かしを避けるアドバイスのようなこの順番で施術をすすめていきました。

夏の暑さによる食欲不振は、決して珍しいことではありません。

東洋医学では、「脾(ひ)」という消化をつかさどる臓が弱りやすい季節と考えられており、冷たい飲食や湿気によって体調を崩しやすくなります。

「なんとなく食べたくない」「だるくて動けない」――それは身体からのサインかもしれません。
鍼灸は、胃腸の働きを整え、自律神経を調えることで、自然な回復をサポートします。

「我慢せず、体をいたわること」も大切な夏の過ごし方のひとつ。
気になる不調があれば、どうぞお気軽にご相談ください。

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