口の中に出来物ができた【症例】
こんにちは、癒鍼堂治療院院長の辻です。当院で鍼灸を受けられて良くなられた方をご紹介する症例ブログ、口の中に出来物ができたです。
■来院された方:富田林市市在住・50代・女性
■主な症状:白っぽい出来物、痛い
来院までの経緯
もともと疲れると口内炎ができやすかったが、ここ半年は特に頻繁に繰り返し、痛みで食事が楽しめない状態に。市販の薬を使っても一時的にしか良くならず、「体質から整えたい」と思い来院された。
初回来院時の主な悩み
初回のカウンセリングでお聞きしたこの方のお悩みポイント
- 口の中に白っぽいできものが繰り返し出る
- 食事中にしみて痛い
- 疲れると必ず悪化する
- 最近は寝汗・手足のほてり・乾燥感もある
初回来院時の体の状態
- 舌は赤みが強く、苔は少ない
- 脈は細くてやや早い
- 顔色はやや赤みがあり、声に元気はあるが疲れやすい様子あり
- 睡眠は浅く、夜間ののぼせ・発汗がある 「陰虚火旺」
施術経過
■1回目~3回目
施術直後は「口の渇きが少しやわらいだ」とのこと
4回目~5回目(1週に1回ペース)
新しい口内炎は小さく、痛みも軽度、睡眠中の寝汗が減少、舌の赤身が落ち着き脈も安定。
6回目~9回目(2週に1回ペース)
全施術前にできていた口内炎が自然に治癒、この週は新しい口内炎が出なかった、睡眠が深まり、朝の目覚めが良くなった、「仕事の疲れが抜けやすくなった」と実感あり。
10回目~13回目(3週に1回ペース)
この方にいただいた感想
長年、口内炎に悩まされてきましたが、鍼でここまで変わるとは思いませんでした。再発がほとんどなくなり、夜も眠れるようになって毎日が楽になりました。
院長から
当院ではこの方のように、原因がよく分からず困って頼って来られる方が多くいます。どの方が来られてもそうですが、まずは詳しくお話をお聞きし、そこからどんな施術をしていくかを組み立てていきます。
今回のケースは、【1】陰を補い、虚熱を落ち着かせる施術【2】背中の調整の順番で施術をすすめていきました。
口の中のできものや口内炎は「疲れたときに出るもの」と思われがちですが、東洋医学的には体のバランスの乱れが関係しています。特に50代以降は体の潤いが不足しやすく、その結果として炎症やできものが繰り返しやすくなります。
鍼灸では、症状を抑えるだけでなく「なぜ繰り返すのか」という体質の根本にアプローチできます。今回の患者さまも、施術を続けることで再発が減り、日常生活を快適に過ごせるようになられました。
同じように「口内炎が繰り返してつらい」「薬を塗ってもすぐ再発する」という方は、体質から整える鍼灸を一度お試しください。