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春から夏に悪化しやすい不眠

春から夏に悪化しやすい不眠

春から夏は、気温や湿度、日照時間などの環境変化によって不眠が悪化しやすくなることがあります。
春から夏に悪化しやすい不眠の原因と対策をご紹介します。


【西洋医学からみた原因】

春は新年度・人間関係の変化・花粉症など、自律神経に負担がかかる要素が多く、交感神経が高ぶったままになりやすい季節です。

 

東洋医学からみた原因】

春は「肝(かん)」の季節とされ、気の流れが活発になる時期です。しかし、環境や気候の変化によってこの気の流れが乱れやすく、「肝気鬱結(かんきうっけつ)」と呼ばれる状態になりやすくなります。
これにより、イライラ・不安感・情緒不安定になり、夜に頭が冴えて眠れなくなることがあります。


  • 【不眠をやわらげるセルフケア】


    1. ①入浴でリラックス

       ぬるめ(38〜40℃)のお湯に15分ほど浸かることで、副交感神経が優位になりやすく、眠りに入りやすくなります。

    2. ②就寝前のスマホやテレビを控える
       ブルーライトは脳を刺激し、睡眠ホルモンの分泌を妨げます。就寝1時間前はなるべくデジタル機器を見ないようにしましょう。

    3. ③軽いストレッチや深呼吸
       軽い体の動きや腹式呼吸は、体と心を落ち着かせ、入眠をスムーズにします。

    4. ④温かい飲み物で体を緩める
       白湯やカモミールティー、なつめ入りのお茶などを飲むことで、体が緩みやすくなります。


春は自然界が活発に動く一方で、人の体と心も刺激を受けやすくなります。東洋医学では「季節に応じて心身のバランスを調整すること」がとても大切とされています。

眠れない夜が続くときは、無理に眠ろうとせず、「気持ちを整える」「熱を冷ます」「気を巡らせる」ことを意識してみてください。


🌿 春・夏の不眠におすすめのツボ4つ

① 太衝(たいしょう)

場所: 足の甲、親指と人差し指の骨が交わる部分のくぼみ
効果: イライラ・怒り・緊張など、肝の気が上昇しやすい春に特に効果的。気の流れを整え、精神の安定を助けます。
押し方: ゆっくり息を吐きながら5秒押し、ゆるめる。左右各5回程度。


② 神門(しんもん)

場所: 手首の小指側、手首のしわの上にあるくぼみ
効果: 不安や焦り、動悸などを鎮め、心を静める効果があります。夏の「心火」が高ぶって眠れないときに◎
押し方: やさしく5〜10秒ほど指で押す。寝る前に両手とも行うとよい。


③ 労宮(ろうきゅう)

場所: 手のひらの中心、グーを握ったときに中指の先が当たる位置
効果: 体内にこもった熱やイライラを外へ逃がす効果があり、夏のほてりや不安に向いています。精神疲労にも。
押し方: 親指でじんわり押す、または手のひら同士をこすり合わせて温めるのもおすすめ。


④ 失眠(しつみん)

場所: かかとの中心
効果: 特に「眠れない」「途中で目が覚める」タイプの不眠に効果的な足のツボ。気を下げて落ち着かせる作用があります。
押し方: 親指でゆっくり深く押す。足湯やお灸とあわせるとさらに効果的。


これらのツボは、毎晩のセルフケアの習慣として取り入れることで、睡眠の質が少しずつ整っていきます。
ツボ押しの際は「強く痛いほど効く」ではなく、気持ちいいと感じる程度の刺激で、深く呼吸をしながら行うことが大切です。

自律神経の乱れについての症状ページはこちらをご覧ください

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