寒くなるとしもやけ・乾燥肌がつらい【症例】

こんにちは、癒鍼堂治療院院長の辻です。当院で鍼灸を受けられて良くなられた方をご紹介する症例ブログ、寒くなるとしもやけ・乾燥肌がつらい【症例】です。
■来院された方:大阪市在住・40代・女性
■主な症状:赤くはれてしもやけ、乾燥、ひび割れ
来院までの経緯
毎年寒くなると仕方ないものだと思っていたが、年々ひどくなってきたため不安になり来院。
冷え性は昔からあり、手足が特に冷たい、疲れやすい、夜中に目が覚めやすいといった症状もありました。
初回来院時の主な悩み
初回のカウンセリングでお聞きしたこの方のお悩みポイント
- 冬になると毎年、手足が赤く腫れてしもやけになる
- 指先やかかとの乾燥・ひび割れ
- かゆみと痛みで夜も気になる
- 市販の保湿クリームでは改善しない
初回来院時の体の状態
- 血虚(けっきょ)
→ 血が不足し、皮膚を十分に潤せていない状態 - 陽虚(ようきょ)
→ 体を温める力が弱く、末端まで血が届きにくい - 冷えと血行不良により、
皮膚トラブルとしてしもやけ・乾燥肌が現れていると判断。
施術経過
■1回目~3回目(1週に1回ペース)
手足の冷えが以前より気にならなくなる
4回目~6回目(2週に1回ペース)
4回目以降、しもやけの赤み・腫れが軽減。
5回目以降、かゆみがほとんど出なくなる
7回目(1か月後)
乾燥しにくくなり、「しもやけがひどくならなかった」と実感され卒業。
この方にいただいた感想
毎年、冬になるとしもやけと乾燥が当たり前のように出ていて、正直「体質だから仕方ない」と思っていました。
施術は思っていたよりも刺激が少なく、終わった後は手足がじんわり温かくなったのを覚えています。
通ううちに、
「そういえば今年はしもやけがひどくなっていないな」
と気づきました。
乾燥でかゆくなることも減り、夜も前より気にならずに過ごせています。
毎年つらかった冬が、少し安心して過ごせるようになったのが嬉しいです。
院長から
当院ではこの方のように、原因がよく分からず困って頼って来られる方が多くいます。どの方が来られてもそうですが、まずは詳しくお話をお聞きし、そこからどんな施術をしていくかを組み立てていきます。
今回のケースは、【1】冷えを取り除き血流をたす(特に足元を中心とした冷え対策)【2】自律神経を整える調整【3】ご自宅でできるツボ押しと生活アドバイスの順番で施術をすすめていきました。
しもやけや乾燥肌は、
皮膚だけの問題ではなく、体の内側の冷えや血の不足が関係していることが多くあります。
毎年くり返している方ほど、
早めに体質から整えることで症状が出にくくなります。
「今年もまたなるかも…」と感じている方は、
悪化する前のケアがおすすめです。
