夏の時期のむくみ【症例】
こんにちは、癒鍼堂治療院院長の辻です。当院で鍼灸を受けられて良くなられた方をご紹介する症例ブログ、今回は夏の時期のむくみです。
■来院された方:狭山市在住・50代・女性
■主な症状:足の重だるさ、むくみ
来院までの経緯
もともと夏になると夕方には足が重だるくなり、靴下の跡がくっきり残るほどのむくみを毎年感じていたとのこと。
今年は特にひどく、冷房の効いた職場で一日中座りっぱなしという状況が続き、帰宅時には足首やふくらはぎがパンパンに。
市販の着圧ソックスやマッサージ器を試しても一時的な改善しか見られず、
「根本的に体質を変えたい」と思いインターネットで当院の症例を見て来院された。
東洋医学や鍼灸施術は初めてとのことだったが、「冷えやむくみにも効く」という点に興味を持ち、体質改善も含めて相談したいというご希望だった。
初回来院時の主な悩み
初回のカウンセリングでお聞きしたこの方のお悩みポイント
- 足首〜ふくらはぎの重だるさ・むくみ
- 冷房のきいた職場で夕方になると靴がきつくなる
- 手足の冷え、胃腸の調子もやや不安定
- 睡眠の質も浅く、寝ても疲れが取れない
初回来院時の体の状態
- 下半身の冷えが強く、触るとひんやり
- 脈はやや沈んで弱く、舌はむくみあり
- 自律神経の乱れによる血流低下と水分代謝の滞りがみられる
- お腹をみると脾胃の冷えと張りを確認
施術経過
■1回目
施術直後から足の軽さを実感。むくみの張りもやや減少。
2回目~4回目(1週に1回ペース)
夕方の靴のきつさが軽減。胃の調子も改善傾向。
5回目~7回目(2週に1回ペース)
むくみがほとんど出なくなり、冷えも大幅に改善。現在は月1〜2回のメンテナンスで体調をキープ中
この方にいただいた感想
夏は毎年足がパンパンだったのに、今年は全然違います!
鍼灸でこんなに体が変わると思っていませんでした。冷えもましになって、よく眠れるようになりました。
院長から
当院ではこの方のように、原因がよく分からず困って頼って来られる方が多くいます。どの方が来られてもそうですが、まずは詳しくお話をお聞きし、そこからどんな施術をしていくかを組み立てていきます。
今回のケースは、【1】体を温めるように調整【2】水の滞りを調整【3】血を増やすように調整の順番で施術をすすめていきました。
夏は汗をかく季節ですが、実は“冷え”が原因で体内の水分がうまく巡らず、むくみやだるさが起こりやすくなります。
「夏なのに冷えている」という感覚は、自分では気づきにくいものです。
東洋医学では、体のバランスを整えることで、冷えやむくみといった症状を根本から改善することができます。
この患者様のように「足のむくみ」だけでなく「睡眠や胃腸の不調」も一緒に整えていくことで、体が自然と楽になっていきます。
一時的な対処ではなく、本来の体の巡りを取り戻すことを大切に、これからも丁寧にみさせていただきます。