慢性腰痛は多くの人が悩まされる症状のひとつで、内面からアプローチすることで、より根本的な改善を目指せます。
【慢性腰痛の主な原因】
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・長時間の同じ姿勢や運動不足による筋力低下
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・骨盤のずれ、猫背などによる腰への負担
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・加齢や過労による椎間板の劣化
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・ストレスなどで自律神経の乱れが筋緊張を引き起こす
【東洋医学から見た慢性腰痛】
慢性腰痛は「腎(じん)」と「気血(きけつ)」の流れの乱れが原因とされます。
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①腎虚(じんきょ):腎のエネルギーが不足し、骨や筋肉が弱くなる(加齢・過労・冷えが原因)
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②気滞血瘀(きたいけつお):気や血の巡りが悪くなり、痛みや重だるさが生じる(ストレス・運動不足)
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【慢性腰痛へのアドバイス】
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・座る・立つ・歩く時の姿勢を意識し、日常の姿勢を見直す -
・軽い運動・ストレッチをし、腰回り・骨盤周囲の筋肉を柔らかく保つ
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・湯船につかるようにし、お腹・腰・足元を冷やさない
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・寝具を見直し、十分な睡眠をとる
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・「腎」を養う食事(黒ごま、黒豆、くるみ、山芋など)
・呼吸を整える・ゆっくり過ごす時間をつくる
【おすすめのツボ4つ】
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☆腎兪(じんゆ)
腰の骨(第二腰椎)から指2本分外側(左右にあり)
腎を補い、腰のだるさや冷えを改善 -
☆委中(いちゅう)
膝裏の中央
腰の痛み・坐骨神経痛に有効(腰と膝はつながりが深い) -
☆命門(めいもん)
おへその真裏、背骨の中心(第二・第三腰椎の間)
体全体の「気」を高め、腰の冷えや力不足に効果あり -
☆足三里(あしさんり)
膝の下、脛の外側(指4本分下)
気血を巡らせ、全身の疲労を回復、腰痛予防にも最適です
【ツボの押し方】
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親指や指の腹で、気持ちいい程度の強さで5〜10秒ずつ押す
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朝や入浴後の温まった状態で行うと効果的です。
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週に3〜5回、継続的に続けるのが大切です
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